最新のお知らせ 8月29日(木)休診のお知らせ
妊娠中はお口の中のトラブルが起こりやすいタイミングです。妊娠するとホルモンバランスが大きく変化し体に様々な変化が生じます。お口の中も妊娠前と状況が異なりトラブルが起きやすくなります。井上歯科では、様々な不安を抱えている妊婦の方にも安心して通院しお口の健康を保っていただけるようサポートする体制をとっています。虫歯菌は主に母から子に感染します。母子感染の予防の観点からも出産前にしっかりお口の中をケアすることが重要と考えています。
ホルモンバランスの変化により歯周炎が起こりやすくなります。
つわりによりきちんと歯が磨けず、虫歯になるリスクが高まります。
井上歯科ではデジタルX線を導入しています。放射線量は微量で、お口全体を写す場合も0.04ミリシーベルトです。1年間で人間が自然に浴びる放射線量が2.4ミリシーベルトですから、心配しなくて良い数値です。撮影時には防護エプロンを着用します。
歯科治療で使用する麻酔も少量ですので、母体・胎児には影響はありません。
薬も身体に影響が少ない薬を処方します。必要に応じてかかりつけの産婦人科医と連携をとって治療にあたります。
近年、お母さんのむし歯菌が子供に感染する母子感染が問題になっています。授乳時期はお子様の将来のお口の健康にとって、とても大切な時期です。一緒にお子様のお口の健康を考えましょう。
虫歯の原因となるミュータンス菌は、産まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。やがてお母さんや周りの人の口の中にいたミュータンス菌が赤ちゃんの口の中にやってきます。ミュースタンス菌は以下のものや行為で移ってしまう可能性があります。
- ストロー
- 大人が使った箸やスプーン
- キス
- 口移しで食べさせる
赤ちゃんの歯が生えてこないうちはミュータンス菌は住み着きません。歯が生えてきたらミュータンス菌はさっそく住み着きます。(生後6ヶ月〜3歳までが最も感染しやすい時期です。)
一緒に生活する上で、ミュータンス菌の感染を完全に防止することは難しいですが、まずは赤ちゃんのそばにいる周囲の人たちが、お口の中を清潔に保つことからはじめましょう。その中でも重要なのがお母さんです。
最も効果があり理想的なのは、妊娠期の母親の口腔ケアからお子様への虫歯予防をスタートさせることです。定期的に検診で清潔を保ち、むし歯予防のアドバイスをしてもらいましょう。
赤ちゃんはお母さんのおなかに宿ったその時から、ものすごいスピードで成長を始めています。赤ちゃんの「歯のもと」である歯胚(しはい)が作られ始めるのは、お母さんの体内にいる時・およそ妊娠6〜7週頃と言われています。
赤ちゃんの歯を作るのに特に必要な栄養素としてあげられるのがカリウムやリンなどのミネラル分です。胎盤が完成し、胎児と母体が腹帯で繋がるようになる4〜5月頃に胎児の歯の発育はどんどん進んでいきます。この時期にお母さんの栄養状態が悪いと、赤ちゃんの歯が弱くなったり、虫歯ができやすくなると考えられます。以下の食べ物はミネラル分を手軽に豊富に摂ることができます。
- 牛乳
- チーズ
- しらす干し
- ひじき
- 豆腐
妊娠6ヶ月目〜産後9ヶ月目までの13ヶ月間、1日4回以上約5分間キシリトール100%ガム(1日量5〜10g)を噛んで頂いた方と何もしていない方とで比較したところ、キシリトールを噛んでいた赤ちゃんが生後1歳の時点で虫歯が見つかる確率が1/4以下でした。
さらに、子供の口の中に菌をすみつかせてしまう時期を8.8ヶ月も遅らせる事ができるのです。
最小限の努力で、最大の効果を・・・
それがキシリトールです。
妊娠がわかったら、体調の良いときに検診を受けることをおすすめしております。妊娠中・産後の細かい注意点など詳しくお話させていただきますので、まずはお気軽にお電話ください。