最新のお知らせ 12月・1月休診日のお知らせ
井上歯科では単に虫歯の治療を行うだけではなく、フッ素塗布、シーラントなどの予防処置、歯磨き指導、歯並び相談、定期検診を継続的に行いお子様のお口の健康をトータルでケアします。歯の治療を怖がるお子様は少なくありません。当院ではそんなお子様の気持ちを考え恐怖心を取り除いてから治療に進みます。キッズスペースもあるので怖くて診療室に入れないときはそれこそ遊んで帰ってもらうだけでも構いません。まずはお気軽にお越しください。
歯科医院という場所に慣れていただくことを優先し、お子様目線に立った診療を心がけています。
お子様が進んで歯科医院に通うことができるようになると虫歯になる前に予防で通っていただくことができるようになります。当院では大切なお子様の歯を守る上で少しでも親御様の金銭面の負担を減らすことができる形でフッ素塗布に別途費用はいただいておりません。
フッ素塗布は1歳半からでき、3ヶ月から半年に1度塗布をすることで虫歯予防の効果を期待できます。
医療品として販売され歯科医管理のもと歯科医院でしか塗布できないものを使用しますのでご安心ください。
A:フッ化物は自然界に広く存在する物質で、う蝕予防に役立ちます。
フッ化物は、炭素や酸素などと同じように秘匿自然界に存在する元素の1つです。土や海、大気中などに広く分布し、魚介類や肉類、野菜などの食品にも含まれています。また、歯に良いとされる緑茶の葉にも多く含まれており、私たちは毎日これらの食品からフッ化物を摂取しています。
歯科分野では、欧米での調査からフッ化物利用の歴史が始まり、1945年に米ミシガン州で水道水にフッ化物を1ppmになるように添加するフロリデーションを開始したところ、小児のう蝕は半減しました。その後、多くの研究結果から、フッ化物は有益なう蝕予防法の1つとして浸透しました。現在ではわが国でも、歯磨剤などに配合されています。
1,000g中のフッ化物量(単位:mg)
A:う蝕予防で使われるフッ化物の濃度は、安全な量です。生体に悪影響を及ぼすものではありません。
フッ化物の中毒症には、大量のフッ化物を一度摂取した場合に起こる急性中毒と、長期間で比較的高濃度のフッ化物を摂取した場合に起こる慢性中毒があります。
(1)急性中毒
3mgF/kg 以上のフッ化物を一度に摂取した場合に吐き気などの胃腸障害が起こります。フッ化物濃度 9,000ppmの歯面塗布では、乳歯に1mL(永久歯では2mL)程度を使用するので体重10kgの1歳児が全て飲み込んでも、0.9mgF/kgの摂取量であり、急性中毒は起こりません。過剰に摂取したフッ化物は、尿から排泄されます。(2)慢性中毒
歯に斑点などができる「歯のフッ素症」が知られていますが、これは歯の形成期に比較的高濃度のフッ化物を継続して摂取した場合に起こるライフステージにおけるフッ化物摂取基準
A:フッ化物には、強い歯をつくり、う蝕を予防する3つの作用があります。
フッ化物のう蝕予防効果として、次の3点が挙げられます。
(1)再石灰化促進と脱灰抑制
口腔内に低濃度(0.1〜0.3ppm以上)のフッ化物が存在すると、再石灰化を促進し、失われたミネラルをすみやかに回復させることができます。再石灰化した部分(あるいは歯質)は、結晶性が向上していることにより脱灰されにくくなります。(2)酸に強い歯をつくる
フッ化物はエナメル質に取り込まれ、ハイドロキシアパタイトを耐酸性に優れたフルオロアパタイトに変換します。(3)う蝕の原因となる酸を細菌につくらせない
フッ化物は、口腔内細菌の有機酸を生産する能力や生活能力を抑制します。酸の産生が抑制され、口腔内環境が改善されます。フッ化物のう蝕予防作用
(1)再石灰化促進と脱灰抑制
フッ化物は、歯の再石灰化を促進します。
(2)歯質強化
フッ化物は、歯のエナメル質に取り込まれ、歯の質を強くします。
(3)原因菌による酸産生の抑制
フッ化物は、う蝕原因菌による酸産生を抑制します。
A:乳歯が生えたころから、継続して使用することです。
重要なポイントは2点あります。
(1)早期からの使用
乳歯や歯の生え始めの時期は、う蝕になりやすい反面、フッ化物を取り込みやすいので、予防効果を高めるには乳歯が生え始める時期(萌出期)から低濃度のフッ化物の応用を開始することを勧めます。また、低濃度のフッ化物を早い時期から応用すると、成人後もう蝕になりにくいことが報告されています。(2)継続的な使用の必要性
フッ化物は、歯の表層で起きている脱灰と再石灰化のバランスを保つ働きがあります。さらに、再石灰化を促進するため、フッ化物を継続使用することによって、う蝕予防効果が高まります。時々行うだけではフッ化物が効いていない時間が多くなるため、その効果は薄くなってしまいます。
フッ化物の応用は使用開始年齢が早く、そして長期間継続するほど高いう蝕予防効果が得られることが研究で明らかになっています。継続的なフッ化物の使用とともに、歯科医師や歯科衛生士など専門家の正しい保健指導と適切なアドバイスを成長に応じて受けることも大切ですね。年齢と場面に応じたフッ化物の応用
歯の噛む面の溝に樹脂を詰めて、虫歯を予防する方法です。歯は削りません。
基本的には永久歯に対して施術しますが、溝が深い場合は乳歯でも適応です。
最初は6才臼歯が生えた頃です。その後は生え変わり時期にあわせて行います。シーラントは歯の溝から虫歯予防には効果的ですが、全ての虫歯を予防するものではありませんので、日頃からの歯みがきと定期的なチェックをおすすめいたします。
奥歯は溝が深く、頑張って歯ブラシを当てても汚れが落としきれずに虫歯になってしまう事が多いです。生えたばかりのころは歯はやわらかく虫歯になりやすいので、生え変わり後の永久歯を守る意味でもシーラント予防をおすすめします。
● 糖分の多い食べ物・飲み物を多く摂取している
● 間食が多い
このようなことはありませんか?
歯の表面では歯の成分であるミネラルが溶け出す「脱灰」とミネラルが歯の中に戻り結晶化する「再石灰化」が繰り返されています。
間食(特に、甘いものの摂取)を増やすと、1日中脱灰が続き、再石灰化がなかなか正常に行われません。特に寝る直前に飲食をすると朝まで脱灰が続いてしまうのです。
お子様のお口のトラブルにありがちなのは上記例のような「食習慣」による事も多いです。井上歯科では施術前にしっかりと問診させていただき、食習慣のアドバイスからさせて頂きます。
井上歯科では、様々なセルフケア用品も多数ご用意しており、お子様のお口の健康をしっかり守る体制が整っています。まずはお気軽にご相談ください。