最新のお知らせ 12月・1月休診日のお知らせ
歯周病は成人の8割以上がかかっているとされています。歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく歯周病です。しかし「自覚症状」が少なく気付いていない方が沢山いらっしゃいます。歯周病は歯周病菌の感染により罹患する感染症の一種です。歯周病が進行すると歯を支えている骨が溶けていき最終的に歯が抜けてしまう病気です。原因はプラーク(歯垢)、歯周病菌、清掃不良、歯石の沈着、歯ぎしり、くいしばり、その他のリスクファクター(糖尿病・生活習慣etc…)があげられます。
悪化すると歯ぐきの中の骨まで溶かしてしまうという恐ろしい病気なのです。
歯と歯茎の間に歯石と歯垢が溜まって歯茎が腫れ、出血しやすくなっています。歯茎を支える骨にはまだ影響がありません。
歯周ポケットが形成され、歯石が深部まで付着し歯を支える骨を半分くらい失っています。
歯を支える骨がなくなってきて、歯がぐらつきこのまま放っておくと歯が抜けてしまいます。歯茎が下がる・膿が出るなどの症状も見られます。
歯周病は細菌による「感染症」です。治療の基本にお口の中の細菌を減らすことです。治療はご自宅でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要です。
プラークはただの食べかすではなく何億もの細菌の塊です。どんな治療をしても毎日の歯磨きでプラークがとれなければ、細菌を減らすことはできません。歯磨き粉等、ホームケア用品の説明を行います。
歯石は「細菌の隠れ家」歯石には無数の穴があり細菌の格好の住みかになっています。歯石を除去しない限り、歯周病は改善しません。歯石はご自身では取ることができませんので歯科にて専門器具を使って取り除きます。
治療により細菌が少なくなると腫れ、出血もおさまり進行も止まっていきます。しかし、しっかり歯磨きしていても歯石は必ず沈着します。そうすると細菌はまた増えていきます。
治療は細菌が減り腫れや出血もおさまり、進行が止まりますが細菌は時間と共にまた増加。放置すれば必ず歯周病は再発します!
口内の細菌が血管内に入るなどして、全身に右のような症状を引き起こします。メンテナンスで細菌を減らし予防することはこうした病気のリスクを下げることにもつながります。
井上歯科では3ヶ月〜5ヶ月に1回定期メンテナンスにご来院いただき歯石の除去をすることで細菌を減らすことができ歯周病の再発を防ぐことができると考えています。患者様のご状況を見て一人一人にあった治療法やセルフケアの方法をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。